企業は永遠?

ソニー新CEOストリンガー氏が「再び、革新の炎と興奮を」と
米国では、リストラ効果により映画、音楽、エレクトロニクスの3事業が黒字で、ソニー全体の利益の大半を稼ぎ出したが、これは従来考えられなかったこと。
出井伸之会長兼CEOは、「米国にソニーのイメージと価値を変革するうえでの1つの青写真が
ある」と信じたのではないか。
最大の懸案だったエレクトロニクス事業でリストラを断行。その結果、モラール(士気)も効率も高まり、部門の間の壁も崩れ落ちた。
ソニースピリット(精神)はかつては日本だけのものだったが、今では日米両方の精神になった。この点にも出井氏は共鳴するところがあったようだ。彼は「(米国を見れば)私たちは落胆することはない。チャンスはある」と思ったのではないか。私たちは鏡を神経質に覗き込んで、何が間違っていたのか考え込んだりはしない。

面白いコメントです。過去を全否定するわけでなく、よい部分にスポットを当て、そこからさらに光を見ようという姿勢。相当な覚悟と自信がないといえないセリフです。
リーダーに必要な条件として、失敗体験と朝令暮改を非としない勇気だと僕は思います。